アマゾンのロングテールは、二度笑う

役員が薦めていたので、

を読みました。


題名からはインターネット関連なのかと思いきや、
下記のように様々な事例とともに各戦略が紹介されていて、
おもしろかったです。


本書が伝えたかった一番のメッセージは、

土俵選択の重要性

です。


どんなに栄えている事業にも寿命があります。
それはおよそ30年。


なので、企業存続のために、いかに成長の見込める土俵に資本を投入し、
シェアを獲得するかということが大切になってきます。


それが企業戦略。


個人的には、任天堂はまさにそれを実践している企業だと思います。


花札の会社から始まり、ファミコンでテレビゲーム市場を開拓し、
ゲームボーイでテレビの外へゲームを持ち出し、そしてWiiへ。


さらに任天堂が強いのは、マリオなどのコンテンツを持っている点だと思います。

ハード × コンテンツ を一貫して提供する点は、アップルと同じです。



話は戻りますが、本書の内容は以下のとおりです。

第1章 なぜイトーヨーカドーはダメになったのか―外部環境から始めるベーシック戦略論
第2章 なぜ松下はマネシナクなったのか―同質化と差異化を考える
第3章 なぜ小川直也インリン様に負けたのか―オンリーワン戦略で勝つ
第4章 なぜ外資系金融マンはBMWを買うのか―上流市場ビジネスを成功させる
第5章 なぜスタバはアメリカンコーヒーを駆逐したのか―下流市場を制するために
第6章 なぜローソンとファミマは上海のコンビニに勝ったのか―中国で成功する鍵
第7章 なぜアマゾンはロングテールで二度笑うのか ―Web2.0で儲けるビジネスモデル
第8章 なぜウィンドウズには欠陥があるのか―あえて選んだ不完全戦略


次は、

を読みたいです。